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CRT 患者のニーズは常に変化しています
生活する中で、心臓のリズム・レート・伝導状態は常に変化し、時に心房細動が起きることもあります
刻一刻と変わる患者さんの「今」に向き合うために“より強化された”Personalized CRT は一人ひとりの「今、この時」に必要なペーシングを提供します
「今、この時」に必要なペーシングを提供するには
4つの大きな課題があります
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AVタイミングの至適化
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不整脈の管理
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高いCRTペーシング率の維持
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至適なLVリードポジション
MedtronicのCRTはこれらの課題に対し、臨床データと共に解決策を提案します
AVタイミングの至適化
植込み時と同じ状態がそのまま続くとは限りません。
日常生活において様々な要因で患者の至適なAVタイミングやペーシングモードは変化します。
こうした状態変化へタイムリーに対応することは、CRT 効果を向上させるために必要不可欠な要素と考えられます。
しかしながら、植込み後に至適なAVタイミングを維持することはCRT における課題の一つでした。
1分毎に自動至適化
AdaptivCRT™
自己AV伝導時間、P波・R波幅に基づきAV/VV delayを至適化します。
また正常AV伝導時にはAdaptive LVペーシング、AV伝導の延長もしくはレート上昇時にはAdaptive BiVペーシングを自動選択します。
VV delayを固定で設定できるオプションも増え、更なる至適ペーシングを提供し続けます。
不整脈の管理
心房細動(AF)は、心原性脳塞栓症や心不全増悪の直接的な因子であると同時に、CRTペーシングの主な阻害要因であることが知られています。
また、時に心室性不整脈を引き起こす要因にもなります。
心室性不整脈に対するショック治療は患者QOLの低下や予後に影響を与えるため、不必要なショック治療は可能な限り回避する必要があります。
これらの不整脈はいつ起こるかわからず、デバイスがプロアクティブに対応することが望まれていました。
心室ATP治療
Intrinsic ATP™(iATP)
iATPがそれぞれのVTに対して、VTの回路に到達させるためのATP泊数と適切なATPのタイミングを自動で計算し、ATPの成功率を改善します。
高いCRTペーシング率の維持
CRTペーシング率は数%でも低下するとCRT患者の予後に関わることが知られています。
また、CRTペーシング率が高かったとしても、それが効果的なペーシングではない可能性も示唆されています。
特にAF中は房室伝導が亢進することで効果的なペーシングが阻害される可能性が高まると考えられます。
CRTペーシングの「量」だけではなく、その「質」を評価し、さらに効果的なペーシング率を上げるためのアルゴリズムが必要とされていました。
今まで見えなかったペーシングの質の評価
EffectivCRT™ Diagnostics
EGMの波形を解析し、LVペーシングが「Effective」か常に解析します。
AF中も波形を確認、自動でペーシングの質を向上
EffectivCRT™ During AF
心房性不整脈中は常に波形を確認し、自動的にペーシングレートを僅かに調整することでEffectiveなペーシング率を向上します。
至適なLVリードポジション
LVリード留置位置、ペーシング部位はCRT responseに影響することが知られています。
また、フォローアップ中におけるペーシングのオプションを多く残すことも重要です。
しかし、これまでのLVリード留置には多くの課題がありました。
- 置きたいところで固定が安定しない
- 血管径や走行に適したリードを選択する必要がある
- 高閾値や横隔神経刺激(PNS)の発生
- ディスロッジの懸念
これらの課題は結果的にCRT治療の至適化を阻む原因となっていました。
「置ける場所」から「狙った場所」へ
サイドヘリックス付きリード
Attain Stability™ Quad
今まで固定が得られた解剖に加え、特殊症例を含むより多くの血管に1本で対応します。
ENHANCED PERSONALIZED CRTを支える
BLUESYNC™テクノロジー
MyCareLink Heart™ アプリ
スマートフォンやタブレット等のモバイル端末*から、患者さんの植込みデバイスの情報をCareLink™ ネットワークに送信します。
Anytime Anywhere
いつでも、どこでも**患者さんと病院を繋ぎます。
* iOSデバイスのみ対応
** 携帯電話回線またはWi-Fiが接続する場所に限ります
MyCareLink Relay™ ホームコミュニケータ
コンセントに差すだけのシンプルな設計です。
Engineered for Performance
▪4G携帯電話回線とWi-Fiとのハイブリット接続
Designed for Life
▪患者さんによる操作を最小化する設計
CareLink SmartSync™デバイスマネージャー
CareLink SmartSyncデバイスマネージャーは、次世代のプログラマ及びペーシングシステムアナライザです。
本製品は、ベースステーション、ペイシェントコネクタ、及びCareLink SmartSyncモバイルアプリケーションによって構成され、ポータブルで直感的なユーザーインターフェースのデザインが特長です。
Cobalt XT CRT-Dのプログラムは、SmartSyncを使用して行います。
References
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George H. Crossley, et al. Performance of a novel active fixation quadripolar left ventricular lead for cardiac resynchronization therapy: Attain Stability Quad Clinical Study results. J Cardiovasc Electrophysiol. 2020;31:1147–1154.
販売名 / 医療機器承認番号
Cobalt MRI CRT-Dシリーズ / 30200BZX00098000
Cobalt MRI ICDシリーズ / 30200BZX00097000
Medtronic Azure MRIシリーズ / 23000BZX00027000
Percepta MRI CRT-Pシリーズ / 23000BZX00230000
アテイン スタビリティリード / 30200BZX00063000
ケアリンク SmartSync Device Manager / 30100BZX00033000
メドトロニック 24967 ペイシェントコネクタ / 30100BZX00034000
ケアリンク 2090W / 21900BZX00423000